そろそろ
本当の働き方改革
始めてみませんか。
アリ・パートナーズ
特定社会保険労務士
風土構築支援パートナー 清水 有子(しみず ありこ)
静岡市
前提として
会社とは社会に貢献し、利益を生み出して行く所
という共通認識を持つ。
社会に必要(貢献)のない物は
自然淘汰されてしまいます。
そして会社が継続して貢献し続けて行くには、
利益が必要不可欠なのです。
こちらの共通認識がないと
社員も会社の利益を得る事に罪悪感を感じ、
行動がストップしてしまいます。
利益は会社を継続して動かすエネルギー
それでは改革のステップ 1
風土作り
まず風土とは
その場の雰囲気を構成するもので、良いとされる事、反対に良くない事とされる事が定まっています。
そして下記の4つの要素が必要です。
1理念への共感 2情報共有 3コミュニケーション 4教育
1理念への共感
理念は会社の目的地。
目的地が違うといつまで経っても目的地には着きません。
同じ目的地を目指す人同士で歩みましょう。
2 情報共有(会社の事が分かる)
情報を共有する事で疑心暗鬼をなくす。
一部の人が情報を保有する事で優位性を持つ事をなくす。
情報共有する事で、社員一人一人が考え行動する事に繋がる。
まずは情報共有という意識を社内で共有し、ITなども活用していく。
スモールステップ 朝礼で今日やる仕事をそれぞれが言う。
スケジュールをwebカレンダーで共有する。
会社の数字を共有(数字が分かる)
会社の現状(お金の流れ)を知らないと
根拠もなく会社の将来を悲観したり、逆に会社は余裕があると考え無理な要求をしたりします。
会社のお金の流れを大まかに
ブロックパズルで理解する。
会社の数字は、簡単な図で見える化し、社内で共有する。
PLをパズル変換
西順一郎先生 ストラック表
損益計算書(PL)を7つのブロック図にしたものです。
詳細は右矢印ブロックパズルのページをご覧下さい。
スモールステップ まずは3年間のブロックパズルを作成し、現状確認をする。
3 コミュニケーション(社長、社員の考えが分かる)
雑談にあふれる会社にしたい、とそれを実現された会社があります。
普通なら無駄話をするな、と叱られそうですが、その会社は地方の小さな都市で、毎年の増収、増益を続けています。
やはり社員の関係性を良くする事が、どれだけ仕事を円滑にするか、の良い例だと思います。
コミュニケーションは相手の事を理解する事、楽しい物と社内で意識を共有し、まずは機会を設ける事が大切です。
このように場の安心、安全が保障されていないと
発言を批判され、居づらくなったり、辞めさせられるのではと心配にななったりします。
対策
安心、安全、ポジティブな場作り
積み石効果 どんな発言も積み重なると形になって来るという意識を社内で共有する。
社員面談
コミュニケーションの機会の一つが社員面談です。
社員の気持ちを聞く事、そして聞くばかりではなく、会社の取り組みへ本人がどんな貢献が出来るのか、も話してもらいます。
自分が言った事は実行しやすいものです。本人の口から言ってもらうのが肝心です。
文句ばかり言われて大変、と身構える社長もみえますが、一緒に問題解決をして行く、と本人を主体にする事で、人に何とかしてもらう、ではなく、それでは自分どのようにするか、と考え方を切り替えてもらう事が出来ます。
又女性は話してすっきり、解決は特に求めていない事もあります。とにかく話を聞かせてと言う姿勢が大切です。
一般の社員さんたちは聞かないと、自分からは中々話してくれません。
突然退職願いを出されてビックリ、なんて事を回避する為にも、日常的に困っている事などを把握しておきたいですね。
定期的な機会を持つ事で、習慣付き、話をする事に慣れて来ますし、話す機会がある、と意識出来るだけで安心感に繋がります。
社員面談(外部)
社内の雰囲気が良い会社でも、社長に言えない事もあるのです。
と言うか、関係が良いからこそ言えない事もあります。
社長に悪くて言えない、照れくさい、些細な事、今更、など理由は様々です。
医療関係で冬に手が冷たく、患者さんに触れる際、手をこする方がみえました。
院内の温度をもう少し上げて欲しい、この一言が言えなかったのです。
もちろん直ぐに経営者の方に伝えましたが、スタッフがそんな事で困っているとは全く知りませんでした。
その他にも、○○さんに休暇を取って欲しいから、私がもっと仕事をします、と言う事もあり、伝えた社長がそこまで考えてくれていたのか、と嬉し涙を流されました。
内部と外部の面談を取り交ぜて、利用するのも良いと思います。
4教育
情報共有、面談などでも学びになりますが、常に学ぶ、という姿勢を会社全体で持つ事が大切です。